DX(Digital Transformation)とは

DX(ディー・エックス)とは、Digital Transformation(デジタル・トランスフォーメーション)の略で、デジタルを用いて企業や組織を変革することを意味します。

Transformation(トランスフォーメーション)が変革を表す言葉なのですが、素直に考えると「なぜDXというの?」という疑問が湧いてきます。頭文字を取るならば、DTとなりますが、DXと表現される。調べてみると英語の Trans には「超える」とか「横切る」という意味があるのですが、交差する=クロスするとも同義語であり、クロス=X という表現が用いられるようです。理由は何となくわかりますが、私はこのDXという表現自体が日本に定着しない根源だと思っています。言ってしまえば「わかりづらい」のです。

そこで、DXを別の表現で捉えると良いかと思います。例えば、「デジタル改革」という言い方はどうでしょうか?このような表現ならば、「デジタルで会社を改革する」、「デジタルで組織や社会を改革する」というイメージがつきやすいのではないでしょうか?多くの記事でも取り上げられているように、DXをデジタル化と間違って捉えている方が多くいらっしゃることがわかります。実際にDXを真剣に考えていくと、デジタル化はあくまでも手段であり、DXの本質は企業や組織を変革することにあります。では、なぜ変革の必要があるのでしょうか?

世の中は日々目まぐるしく変化しています。「これが現実になったら儲かるな」と思って練り続けていた企画が、既に他社がサービス化していたことを今日のニュースで知ってショックを受けたり、東京オリパラでインバウンド需要がピークに達すると思って投資してきたビジネスがコロナで飛んでしまったり、従来のビジネススタイルやビジネスモデルを維持し、継続していくことはとても困難な時代となりました。常に世の中の動きを把握しながら、働き方やビジネスモデルをその動きに合わせていかないと、経営が困難になっていきます。そのため、まずは世の中の動向がどのように変化していくのかをアンテナを張りながら予測し、未来に起きるであろう変化を想像しながら、会社や組織を変革させる必要があるのです。

実際に経済産業省が2018年にリリースした「DXレポート」では、このまま日本のDXが進んでいかないと、2025年~2030年の間で毎年、最大12兆円の経済損失が生じる可能性を「2025年の崖」という言葉で表現しています。そして、2025年は超高齢化社会に突入する年でもあります。我々ひとりひとりが真剣に社会問題や外部環境に順応できる企業や組織に生まれ変わる、または生まれ変われるノウハウやマインドを持ち合わせることが、先行き不透明な時代を生き抜くために必要不可欠なのです。

業改革命はDXができる業務改善サービスとして、業務フローを整理しながら課題を洗い出し、デジタルによる解決策を見出す手段として開発されました。まずはデジタル改革の第一歩として、何をすべきかがわかるシンプルなツールと具体的な改善策を提案する業務改善伴走サービスです。まずは無料のツールから触ってみて、きっかけづくりからスタートしてみてください。

Photo by Luis Benito on Unsplash

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