業務改善をサポートする伴走スタッフを紹介します


伴走スタッフ 山田 建太郎


企業が抱える課題を明確にして、本当に必要なサービスを提供したい。

 私は2001年にホームページ制作会社の共同出資者として参加し、20年以上ホームページ制作からシステム開発、Google Maps API を使った地図アプリケーション開発など、数多くのデジタルによるプロモーションや業務アプリケーションに携わってきました。この20年で学んだのは多種多様な業界の裏側、つまり業務がどのように回っているかを目の当たりにしたことでした。

 多くの業務で抱える悩みや課題を解決するため、まずは業務を知るということからスタートし、業務分析はもとより顧客分析や希望のコストに見合った調達まで、顧客視点でのサービスを心がけてきました。そのおかげで私個人を信頼してお仕事をいただくケースも増えていったのですが、そんな中で、会社として得意な分野である地図アプリケーションの開発以外の仕事もたくさんあったことも事実です。


得意な開発会社に依頼することが、お互いにとってベストな選択

 どの開発会社でも同じような状況かと思いますが、得意でない分野の開発では外部人材を使ったり、ノウハウを習得しながらの開発となるため、余分なコストがかかったり、時間的にも品質的にも得意な会社と比較すると総合的に劣ってしまうんです。開発会社としては売上を維持するためには得意なもの以外のものも受注していかねばなりませんが、私はそこに違和感を感じていました。

 開発すべきシステムを得意な開発会社にお願いする。それだけで顧客満足度はぐっと上がると思いますし、発注する側も受注する側もお互いWin-Winの関係が築けると思うのです。しかしながら、得意とする適切な開発会社を選定するには、どのような課題をどのような機能で解決するか、要件定義を明確にしないとなりません。そして、この要件定義が一番誤解を生じやすく、発注側と受注側のコミュニケーションが難しい工程なのです。


要件定義に失敗すると受注側も発注側も不幸になる

 要件定義で双方に誤解が生じている場合、最終的な成果物がイメージと違っていたり、見た目はよくできているが実際の業務にフィットしなかったり、それを直すためのコストが更にかかったりするのです。私は、このように発注側も受注側も望まない結果を避けるには、より上流の工程からサポートする必要があると思いました。RFP(提案依頼書)の作成はもちろん、RFPをつくる前段階の課題と解決策の分析、つまり業務分析段階からサポートすることできちんと課題を解決できる成果物を提供できるようにしたいと考えました。

 そこで、新しく 株式会社 業務の改善 という会社を立ち上げ、業務プロセス改善、組織改善に加えて、発注側と受注側の間に立って業務分析から要件定義までを伴走方式でサポートするサービスを開始することにしたのです。サービスの内容としては、まず業務分析を行って業務内容の整理から課題の可視化、解決策の目星までつけます。解決策の目星からITツールの導入にするか、機能を開発してシステムを導入するかを決め、RFP(提案依頼書)の作成から業者選定、要件定義書の作成までをサポートします。


プロジェクト推進の主導権は発注側になければならない

 ここで重要なのが、RFPや要件定義書作成の主導者は発注者となるご担当者であるということです。書類の作成を任されたり、進め方の提案を行ったりは当然行いますが、あくまでもプロジェクトの主導権は発注するご担当者にあります。もしここがブレてしまう場合は、結果的な成果物はイメージ通りにならない可能性が高いと言えます。古臭い言い方ですが、使う側がプロジェクトに魂を込めなければ本当の成果は得られないと思うのです。

 このような経緯でスタートしたサービスですが、共感いただける方にはぜひサポートさせていただきたいと思います。無料で使える業務分析ツールも提供しておりますので、まずはご自身の業務の分析から開始して課題や解決策を整理してみてください。その後は私が全力でサポートさせていただきます。



山田 建太郎(やまだ けんたろう)

1972年2月生まれ。高校生の頃にアウトドアサークルを立ち上げ、高校卒業後は写真スタジオでカタログやリーフレットを Mac を使った DTP で制作する傍ら、釣りやキャンプ、登山などの計画書や会報を Adobe Illustrator、Photoshop、QuarkXpress などで制作。その後27歳でホームページ制作会社に入社し、Webディレクター、デザイナーを経験したのち、2001年に株式会社シグナイト(当時 有限会社 長靴倶楽部)の共同出資者として参画。以後、20年に渡り、数多くの中小企業・大企業のホームページ制作、業務システム開発を現場・経営者双方の視点で携わる。2011年の東日本大震災以降は復興関係のシステム開発を多数行うが、昼夜を問わず働かなければならないような状況に陥った。そのため、2014年からは働き方改革を実施し、DXでブラック企業からホワイト企業への変革を実現。


講師業等


個人紹介(パーソナルヒストリーシート)

私の過去の経験から現在、将来の夢までがひとつに詰まったパーソナルヒストリーシートをくまーるさんに作ってもらいました。将来は日本を元気にするため、モチベーションの高いプロジェクトメンバーを集められるプラットフォームの開発であったり、東京一極集中を緩和するため地方に仕事を増やしていく活動をしていきたいと考えています。

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株式会社 業務の改善が発信するトピックをまとめた情報ブログです。 中小企業に向けた業務改善の支援に関する情報を定期的に発信していきます。

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